5年前、家内と北大研究林に行きました。もうすっかり冬枯れの風景で、この景色が6か月も続きます。20数年前の苫小牧勤務時代、エサのない季節には、リスや小鳥たちは優しい人々の手から直接エサをついばむほどに人と仲良しでした。最近は感染症予防で手からの餌やりはしないよう立看板があります。この記録写真は20数年前の苫小牧勤務時代のものです。
北大研究林の職員の方々は、森の管理だけでなく、そこに生息する動物たちも大切に守っています。特に餌の少ない積雪期の為に『小鳥やリスの餌台』をあちこちに設置して毎日ヒマワリの種などを与えておられます。そのため小鳥たちは人間への警戒心を段々持たなくなり、当時、手の上のエサを直接ついばむようになりました。・・そして私達が散歩して手のひらに餌をのせて佇んでいると、すぐに小鳥たちが集まりました。以前東京から来た娘を連れて行くと、目を丸くしながら感動し、餌やりを楽しみました。
1.「ヤマガラ」
風の又三郎気分になります。 左の茶色の可愛い小鳥は特に人なつっこいヤマガラ、右は警戒心の強いシジュウカラです。この赤ジャンの手は我が愛妻です。(20数年前の写真で、いまは鳥インフルエンザなどの感染症対策で、できなくなりました。悲しい限りです。)
2.「カモ」散歩の友達
冬の散歩には食パンが欠かせません。渡り鳥のカモが人間の姿を見ただけで寄ってきます。なにも餌を持っていないと申し訳ない気持ちになります。私の家内は社宅の奥さんと連れ立って散歩に行っていたようですが、他の奥さんはおしゃべりに夢中でカモにはあまり興味なく、カモ餌やり大好きな私と二人で至福の時を共有しました。そのため、本土に帰っても、カモを見かけると『ほらお友達だよ! なんかお尻フリフリの歩く姿もカモに似て来たね!』とからかっては怒られますが・・(笑)
3.『エゾリス』森の妖精
どんなポーズも愛くるしいエゾリスです!秋・冬には、耳には長い毛が延びます。春先にはこの毛が生え変わり、耳の上に立った毛がなくなります。4 - 5月に冬毛から夏毛に、10 - 11月に冬毛に生え変わります。
4.『クマゲラ』国内最大のキツツキ
頭のてっぺんが赤いモヒカン頭と、目玉の周りの白い縁取りが漫画のような風貌、何とも言えず可愛いです。(カラスと同じくらいの大きさですが、愛くるしさでは雲泥の差です!)
初夏、北大研究施設入口の門近くの大木に営巣すると、毎日数十人のカメラマンが押し寄せてきます。神経質な鳥なので、小さな声で話をしても、一斉に「シーッ」と叱られます。
5. 『蝦夷ライチョウ』 演習林でよく見かけます
エゾライチョウは、かつては一般的な野鳥でしたが、近年は狩猟、自然環境の変化などにより生息数が激減しています。
しかし、美味なので狩猟鳥指定から外すことに抵抗があり現在でも狩猟鳥です。
欧米では、七面鳥が一般に浸透するまでは、クリスマスの最高のご馳走と言えば雷鳥のローストでした。その為、1920年代から1950年代には北海道のエゾライチョウは年間5~6万羽が捕獲され輸出されていました。近年の減少は、キツネによる捕食が大きな原因と言われます。
6. 『シマフクロウ』森の哲学者
食物連鎖ピラミッドの頂点に立つ動物は、利用する食物が限られ、結果として個体数が少なくなる原則があります。ゆえに元々数が少ない鳥なのですが、それでもかって北海道中に生息していたと言われます。
7.『エゾシカ』の雄姿
シカは冬眠しないので冬場のエサがなく、樹木の皮を食べて命を繋ぎます。しかし狩猟されなくなり、可愛い姿から愛護団体の活動もあり、逆に個体数が増えすぎて山林を荒らす害獣になりつつあります。ここの研究林でも、根元から胸の高さまで皮のはぎとられた痛々しい若木がたくさん見られ、複雑な気持ちにさせられます。
8. 『サケ』演習林を流れる小川:幌内川に遡上するサケ
やがて産卵・受精を終えてボロボロになり、泳ぐ力もなく川の流れに任せて川を下ってくる酒に出会った時は、思わず「ご苦労様!」と声をかけてしまいます。
9. 『イトウ』日本に生息する最大の淡水魚
大きくなると2mになる事もあるそうです。昔はもっと大きくなると思われていたようで、『イトウが熊を襲って飲み込んだ』という伝説があるくらいです。ここ研究林にも『大きなイトウを目撃された池』があるのですが、警戒心の強いイトウなので、私は残念ながら目撃できませんでした。
この写真は水産試験場で飼われているイトウです。







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