2024年3月2日土曜日

8. 破壊と極寒のウクライナに支援を

 ゼレンスキー大統領は12月21日電撃訪米し米国議会で演説、「侵略者と戦い続けるウクライナに支援を!」と、1944年の「バルジの戦い」になぞらえて訴えました。

 「1944年のクリスマスに、勇敢な米軍がヒトラーを退けた時のように、今年のクリスマス、勇敢なウクライナ軍も、プーチンの軍隊に対し同様に戦っています。ウクライナは決して降伏することはありません。しかし自由な人々の命に対して圧政は残酷さを緩めません。この戦いを続けるだけでなく勝利に至るために、皆さんの支援が不可欠なのです。」

(演説全文⇒)https://www3.nhk.or.jp/.../detail/2022/12/23/28186.html

 クリスマスの今も、ロシア軍は無慈悲にインフラを破壊し、ウクライナの人々は、恐怖と極寒のなか生命の危機に瀕しています。自由と民主主義を共有し、中露朝の危機が迫る私達も他人事ではありません。ぜひ私たちも連帯し支援募金しましょう。
(ウクライナ大使館寄付金口座は・・)⇒https://www.mofa.go.jp/mofaj/erp/c_see/ua/page4_005527.html

以下は、ゼレンスキー大統領演説の一部です。(NHK国際ニュースナビより)

「「皆さん、私はきのう、ワシントンへ出発する前に、バフムトの前線にいました。ウクライナ東部のドンバス地域にある拠点です。ロシア軍は、今年5月以降、バフムトへの攻撃をやめたことはありません。それでもバフムトは耐えています。去年バフムトには7万人が住んでいましたが、いまはわずかな住民しか残っていません。土地のいたるところに血がしみこみ、絶え間なく銃声が響いています
 ロシアは、持てる手段のすべてを使って、バフムトや私たちの美しい町を攻撃してきます。砲撃において、占領者はかなり有利で弾薬においてもそうです。彼らは、私たちより圧倒的に多いミサイルと航空機を保有しています。しかし、ウクライナの防衛部隊は耐えていて、それを誇りに思っています。」
「ウクライナの人々は 絶対に勝ちます。すべてが私たち、ウクライナの軍隊にかかっていることは分かっています。しかし非常に多くのことが世界にもかかっています。世界の多くのことが、皆さんにもかかっているのです。」

 「きのうバフムトに行ったとき、ウクライナの英雄たちが私に旗を手渡しました。命をかけて、ウクライナとヨーロッパ、そして世界を守っている人たちの戦いの旗です。この旗を皆さんに渡すように頼まれました。何百万もの人々を救う決断ができる、アメリカ議会の上下両院の皆さんにです。だから、その決断をしてください。この旗が、皆さんとともにありますように。」

「彼らをいま止めなければ、アメリカのほかの同盟国を攻撃してくるのは時間の問題です。私たちは止めなければいけません。協力関係にある私たちの間にタブーがあってはいけません。ウクライナは、アメリカの兵士に、私たちの土地で代わりに戦うように頼んだことはありません。ウクライナの兵士は、アメリカの戦車や航空機を自分たちで完璧に扱うことができます。

 資金援助も非常に重要です。すでに私たちに提供された一連の資金援助と、今後決定されるであろうものについても感謝します。皆さんの支援は慈善行為ではありません。私たちが最も責任ある方法で扱う、世界の安全保障と民主主義への投資なのです。」

「アメリカの皆さん、あと2日で、私たちはクリスマスを祝います。おそらく、キャンドルの明かりで・・その方がロマンチックだからというわけではありません。電気が使えないのです。何百万もの人々が暖房も水道も使えないのです。これらはすべて、ロシアのミサイルと無人機によるエネルギーインフラへの攻撃の結果です。

 しかし、私たちは不満は言いません。誰の生活がより楽かを判断したり、比べたりはしません。皆さんの幸福は、皆さんの国の安全保障のおかげです。独立のための闘争と多くの勝利の結果なのです。私たちウクライナ人もまた、尊厳と成功をもって、独立と自由のための戦争をやり遂げたいと思っています。
 私たちはクリスマスを祝います。たとえ電気がなくても、私たちの信仰の光は、消えることはないでしょう。

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