大雪山の紅葉は日本一早く、その鮮やかさは北海道以南では味わえません。
私は約20年前、53~56歳の間、憧れの北海道苫小牧勤務となり、この季節になると家内と連れ立って大雪山の紅葉を見に行きました。そして「退職までの7年間北海道で暮らしたい!」と念願しました。 (しかし北海道製油所のタンク火災を機に、本社製造部勤務となり地獄の様な激務に連れ戻されました。 (涙)
大雪山はアイヌ語で「カムイミンタラ(神々の遊ぶ庭)」です。
これからの季節、大雪山は、この命名の通り、赤と黄色と緑の見事な錦繡に光輝きます。写真で見ても驚く美しさですが、やはり自分の目で見た鮮やかさとは比べ物になりません。特に曇った日に訪れてがっかりしているとき、雲の切れ間からサッと陽が差して錦繍を照らした時の感動は例えようがありません。『樹々の赤と黄と緑の全ての葉から光を発している!』そんな感動の一瞬です。・・きっと天照大御神が天岩戸から顔を出された時、八百万の神々は、こういう感激を味わったのだろう・・と思います。
1.日本一早い「銀泉台の紅葉」
赤岳の登山口にある標高1500mの「銀泉台」からの紅葉は、様々な広葉樹と針葉樹の色彩が重なり、美しいグラデーションが山全体を彩ります。登山口から30分ほど歩いた登山道から見る第一花園の下の斜面が緑、黄、橙、赤色に染まる景色は特に人気。見事な色彩の山々は息をのむほどの美しさです。「銀泉台の名前の由来」は、層雲峡から大雪湖、大雪山観光道路を車で50分ほどのところにある、赤岳の山麓から流れる滝(銀河の滝)の源流と考えられたためです。
2.北海道最高峰「旭岳」2,291mの雄姿
爆裂火口から吹き上がる噴煙群、その前景の紅葉、豪壮・華麗な姿は、まさに北海道を代表する景観です。旭岳は北海道の中心部に位置する大雪山系の主峰、北海道の最高峰です。山の名の由来は、忠別川の源にあるところから、アイヌ語で「チュプ・ベツ」(日の川)を「旭」としたもので、旭川市の名の由来も同じです。山麓1,100mの旭岳温泉から標高1,600mの姿見駅まで標高差500mを一気に登る大雪山旭岳ロープウェイ(101人乗り)が運行され、誰でも美しい旭岳高原の紅葉絶景を楽しめます。
3.旭岳「チングルマの草紅葉」
4.旭岳ロープウェイ山上駅近くの紅葉
5.旭岳ロープウェイ中腹のダテカンバ等の黄葉
ダテカンバ、白樺、ブナなどの黄葉一色も鮮やかで、心に染みます。
6.旭岳温泉駅近くの紅葉
『旭岳は初冠雪、山上駅周辺は真っ赤な紅葉、麓の方はまだ晩夏の濃い緑』そんな3色コラボが楽しめます。1週間もない紅葉の輝きですが・・紅葉は上から降りてきますので、2~3週間は堪能できます。7.天人峡『羽衣の滝』
落差260mあり北海道最大落差の滝です。2段に分かれる姿から、元々は『夫婦の滝』と呼ばれていましたが、大町桂月がその美しさを、「千丈の懸崖雲上に連なり、懸崖欠くる処飛泉を掛く、相看てただ誦す謫仙の句、疑ふらくは是れ銀河の九天より落つるか」と激賞し、「羽衣の滝」と命名したといわれています。
苫小牧勤務の3年間、この季節になると家内と連れ立って大雪山の紅葉を見に行きました。朝5時苫小牧出発して約4時間で旭岳ロープウェイ駅です。そして午後3時ころまで頂上駅周辺を散策して紅葉を満喫します。そして後ろ髪引かれる思いで帰路につきました。「ずっとここにいたい!」と・・
北海道の紅葉期間は短く僅か一週間ほどです。この短期間の紅葉を堪能するのは、その年の気候によるので至難の業ですが・・可能なら3~5日は滞在してゆっくりと散策したいものです。ただ天候が悪いと富士山頂のように極寒の世界となりますので、しっかりした防寒対策が必要です。







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