9月に入り、私には吉田拓郎の「夏休み」が聴こえます・・♬ 麦藁帽子はどこ行った・・ヒマワリ、夕立、セミ(子供)の声 ♬ ・・そして今日からのラジオ体操は、お花畑から一気にお年寄りだけの冬枯れ景色! 「ああ 来年夏休みまで11カ月もあるのか!」(涙、涙)
8月最終日、早朝子供ラジオ体操の表彰式を行いました。生憎の小雨模様でしたが、最終日なので21名が集まり表彰される子供一人一人に大きな拍手を贈りました。「明日から新学期だね!」と子供たちに声をかけると「新学期は10月からだよ。通信簿も2回だけになっているよ」ですと! 世の中私達が知らないうちにドンドン変わっています。
下の写真は、私達の「子供ラジオ体操創始者の故飯野さん」です。不治の病のリンパ癌を患って新薬治験を受けながら6年間、車椅子の奥さん介護、息子家族の食事・洗濯をこなし、何気ない顔で私達のボランティア活動の沢山の種を撒き、活動の先頭に立って牽引されました。「飯野徳栄さん」の名前が示す通り、大変な徳の高い方で、地域の繁栄・絆の強化を常に考えて行動された偉大な方でした。
私達の子供ラジオ体操スタートの契機は・・平成13年児童8人が犠牲になった「池田小学校事件」です。その後も相次ぐ児童誘拐・殺人事件等の対策として、夏休み期間中は、基本小学校閉鎖となり、学校や地域でラジオ体操をやらなくなりました。しかしこれでは逆に子供が家に閉じこもり成長を阻害するのではないか・・と、20数年前「それなら我々老人会でやろうよ」と夏休み子供ラジオ体操を企画・推進してきました。
スタート時は、発起人の故飯野さんと孫娘の二人でしたが、段々と広がり、10年前には40~50名の子供が集まり最盛期を迎えました。
しかしコロナ禍で激減して10名以下となり消滅寸前となりました。それでも中には「夏休みこそ早寝・早起きを習慣づけたい。そうしないと夜遅くまでゲームやり放題のダメ人間にしてしまう!」と危機感を抱いた親御さんが、出勤前に子供と一緒にラジオ体操を続けました。私達もこれに応え「子供たちが毎日行きたいと思うように企画しよう!」となり、毎朝「エライね!」と声掛け、最終日にご褒美を渡すようにしました。少しでも喜ぶようにと、文房具(あまり喜ばない) ⇒お菓子詰合わせ ⇒+写真入り表彰状・・と工夫を凝らしてきました。
これほど大規模な子供ラジオ体操は、近隣では全く開催されなくなっています・・コロナ禍中に発起人の飯野さんが逝去、世話役の廣田さん相原さんも90歳間近で対応できなくなり、更に活動の危機は深刻になりました。そして私が世話役となり、新たに60歳代の2名と80歳間近の太極拳Grのお姉さんたちが加わり、子供も友達に声をかけ、毎年子供20人以上の盛況を迎えるようになりました。R8表彰式は、当初8月30日(日)と連絡していましたが、当日霧雨状態で13名だけしか集まりませんでした。更に最終日の31日は小雨模様でしたが・・いつも参加していたほぼ全員の21名が集まりました。この写真で表彰状を持っていないのは前日授与した子供達です。賞状未授与の8名に授与、全員21名でお互いを称えて大きな拍手をしました。
もう一つの感動は「中1のお姉ちゃんと小1の弟の姉弟愛」。このお姉ちゃんは小学3年からラジオ体操にずっと皆勤していた物静かな中学1年生です。毎朝弟と一緒に広場の真ん中で体操しました。一番の年上なので私は「リオちゃん先生」と呼んで、体操終了後のハンコ押しをお願いしました。弟も中々利口な男の子で、必ずしっかりと朝の挨拶をし、話しかけると立派に答えてくれます。自分の小学1年生時代を思い出して恥ずかしくて赤面する・・そんな清々しい可愛い姉弟でした。私は、この姉弟の大ファンになり、お姉ちゃんがギターをやりたいと話していたので、私の次男が使っていたギターが10年以上放置してあったので彼女にプレゼントしました。
夏休み最後の日のラジオ体操風景では、手前の小1のはると君が特に一生懸命でした。
はると君は夏休み前の登校班で、みんなが登校した後、いかにも「学校に行くのがイヤだ」という風にチンタラチンタラ登校する男の子でした。夏休みラジオ体操でもお父さんや中3のお兄ちゃんに連れられて、いかにもイヤイヤしながら中央に出てきてニコリともせず体操していました。それが写真のようにしっかりと正社員(笑)に成長しました。私が「はると君は、最初から最終日まで毎日来て頑張りました!」と紹介すると、「ううん、5回休んだ!」と訂正してくれました。(笑) こういうところが子供は正直で可愛いくたまりません。
カナト君(小3)は、毎朝おばあちゃんと参加してくれました。時にはお兄ちゃん(6年)と仕事で忙しいお母さんも一緒に参加しました。 表彰状授与の後ろでは、黒沢兄弟が自分たちの写った賞状に見入っています。こういう喜んでくれる姿を見るのがまた楽しみです。「私はまだかな・・」と待ちわびる子供の姿を横目で確認するのも至福のひとときです。
毎年夏休みラジオ体操が始まった日から最終日の表彰式に向かって、子供の名前を聴き、さりげなく名場面を記録。最近はモンスターママが怖いので、必ず一緒のきた親御さん・祖父母さんに写真撮影の許可をもらいますが・・皆さん最終日の表彰状授与のことを知っていますので、喜んでOKしてくれます。
まだまだ紹介したい素晴らしい子供達が沢山いるのですが、きりがないのでこれくらいに・・毎年子供ラジオ体操で思うのは、いまの子供たちは「本当に明るく、素直で、優しく、感じやすい」ということです。人生を長く生きてきた私達は心がヨレヨレになっていますが、子供たちに接していると、幼かったころの純粋さを少し取り戻せるような気がします。
人生残り少ない高齢者の私は、子供たちが伸び伸びと健やかに成長し、これから大活躍できるように、少しでも住みやすい世の中にしていく責任がある・・と、改めて痛感しています。








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