昭和20年8月30日、連合軍(GHQ)司令官マッカーサー元帥が厚木飛行場に降り立ち「神も恐れぬ占領政策、復讐の東京裁判」「日本の歴史を全て消し去る占領政策」が始まります。2300年前の秦の始皇帝も驚く野蛮な「焚書坑儒」を押付け隷属化を図ったのです。全くの憲法素人9名に1週間で作成させた憲法を有無を言わせず国会承認させ、日本の重要な文献・書籍7000点以上没収・発禁、20万人以上公職から追放、WGIP言論統による国民の反日洗脳、皇室継承宮家の廃絶、神道の廃止・・戦争狂人のF・D・ルーズベルトの目論見通り「日本のカルタゴ化」が徹底して実行されました。
日本に初めて足を踏み入れたマッカーサーは格好つけていますが、沖縄戦で苦戦し、特攻隊の攻撃を受けた恐怖・緊張で、厚木に降り立ったとき失禁した話も伝わります。濡れた左足の付け根を隠すために、右方向からの写真は全て没収されたという事です。(真偽のほどは分かりませんが・・)フイリピンの敗戦で数万人の米兵を置き去りにして、自分と家族だけ米軍高速魚雷艇で脱出したマッカーサーなので、十分あり得る逸話です。
大東亜戦争終了して、失われた名誉とプライドを満たすため、日本骨抜き占領政策を推進していたマッカーサーですが、1950年6月勃発した朝鮮戦争で目が覚めます。 一時は北朝鮮軍を半島から追い出しましたが、大量の中共軍が加わると形勢逆転、圧倒的な共産主義の脅威から自由主義圏を守るため、武器弾薬の増強を求めたマッカーサーを、トルーマンはソ連との全面戦争を恐れ解任します。
マッカーサーは朝鮮戦争を戦って初めて、日本が置かれた「ソ連・中国共産主義の圧迫、厳しいABCD包囲網の中で戦争を始めざるを得なかった事態」を理解したのでした。解任され朝鮮戦争中にアメリカに呼びもどされたマッカーサーは、1951年5月3日に上院の軍事外交合同委員会で、ヒッケンルーパー議員の質問に対し次の発言で、日本の戦争が自衛の為であったことをはっきり証言しています。
『まず日本は、8,000万人の膨大な人口を抱え、それが4つの島にひしめき合っていたことを理解しなくてはいけません。その半分近くが農業で後の半分が工業に従事していました(中略) 日本は絹産業以外は固有の産物は殆どないのです。彼らは綿がない、羊毛がない、石油の産出がない、錫がない、ゴムがない。その他 実に多くの原料が欠如している。そしてそれらのものすべてがアジアの海域には存在していたのです。
もしこれらの原料が断ち切られたら、1,000万から1,200万人の失業者が発生することを彼らは恐れていました。(実際にABCD包囲網=米・英・中・瀾で経済封鎖された) 従って彼ら(日本人)が戦争に飛び込んでいった動機は、大部分が安全保障(自衛)の必要に迫られてのことだったのです。』
そしてマッカーサーはトルーマン大統領との会見で「東京裁判は間違いだった。やるべきではなかった」と述べています。
ハワイオアフ島の「アリゾナ記念館 ビジターセンター」には、このマッカーサーの証言内容、および「山本五十六は 本当は対米戦争を避けたかった」という資料が掲示されています。私は10年前に「アメリカ人に袋叩き似合うのでは・・」と恐れながら、真珠湾アリゾナ記念館ビジターセンターを恐る恐る訪問・見学しました。ところが当記念館では、当時日本が追詰められた世界情勢が公平に展示され、当時の日本軍に敬意を表していることに本当に驚きました。そして同時に「戦後70年、日本の政治家やメディアは、なぜこんな大事な事を日本国民に知らせないのだ」と激しい怒りを覚えました。
日本では(占領中は仕方ないとしても)サンフランシスコ講和条約で独立を回復した後も、メディアがマッカーサーの上院での証言を知りながら全く報道してきませんでした。そのため日本人はこんな大事な事実を全く知らないまま、戦後80年を経過しても「侵略戦争で世界に迷惑をかけた」という自虐史観から抜け出せません。
碩学の渡部昇一氏は、著書「歪められた昭和史」P154~160で、戦後日本を貶めたメディア、特にNHKに対しこう提案しています。
【戦後国内唯一の放送局NHKは、戦後GHQ作成の ”真相は こうだ” の虚偽報道を流し続け、日本人に自虐史観を植え付けた。 国民はゴールデンタイムに「マッカーサーの上院軍事外交合同委員会での証言」を報道するよう求めるべきだ。それに応じなければ、全国民が受信料不払い運動をやればよい】
世界ではむしろ「白人が侵略・支配して収奪、植民地化していた世界を、負けると分かっていながら戦い解放してくれた。日本が戦わなければ、白人による世界の植民地支配は今も続いていた」という正しい評価をする知識人が増えています。しかし当の日本人が嘘の歴史を信じたまま黙していては「嘘も100回言い続ければ正論になる」という価値観の中露朝の思いのままに日本衰退していくだけです。
「めざめよ日本人。世界の中で胸を張って堂々と生きよ!」
「メディア(特に朝日新聞・NHK)報道、文科省・日教組の歴史教育を信用するな! 歴史に疑問を持ち、自ら納得できるまで調べ、真実の日本歴史・日本人らしい生き様を知り、誇りをもって堂々と生きよう!」
(参考図書)
「マッカーサーの呪いから目覚めよ日本人」(桜の花出版)
「歪められた昭和史」(WAC):渡部昇一
「決定版 日本史」(扶桑社新書):渡部昇一
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