話題の映画「かくかくしかじか」を観て涙々でした。
誰にも、大人への脱皮・成長の契機となった恩師、人生の骨格を作ってくれた尊敬してやまない存在があると思います。この映画を見て、皆さんの恩師に思いをはせる契機にして頂ければと思います。
若者のいい加減さや迷いや葛藤、それに対して妥協やごまかしを許さない厳しく真摯な日高先生に、自分の恩師が重なり涙が止まりませんでした。ぜひ沢山の方々に、特に若い世代に見てほしい映画です。
1.映画のあらすじ
宮崎の温厚な家族、友人に囲まれ、ボーッとした日々を過ごすマンが好きな高校生・林明子は、美大に進学して漫画家になるという順風満帆な夢を抱いていました。しかしシビアに現実を見つめるクラスメイトに紹介され、海のそばの絵画教室に通うことになります。そこには市内片手の日高健三先生が怒号を飛ばす大変なスパルタ教室でした。
「描け!」の怒号にひたすら描き続ける毎日、しかし日高先生は、厳しいながらも明子の才能を信じ、画家になることを応援していました。
金沢美術工芸大学に進学し、先生と離れた明子は、絵を描かない日々が続いていました。そんなある日、金沢まで日高先生が訪ねてきます。しかし明子は先生の思いも知らず冷たくあしらってしまいます。「本当は漫画家になりたい」とは日高先生に言えなかったのです。
先生が望んだ二人の未来、明子のついた残酷なウソ、日高先生から逃げるように、ついに夢だった漫画家になり、忙しい日々を過ごす明子は、先生から衝撃的な事実を告げられます・・
2.仰げば尊い 私の恩師(中学時代)
誰しも、大人への脱皮・成長の契機となった恩師、尊敬してやまない存在があると思います。私は中学三年の担任だった財部三郎先生です。出会いから60年間、32年前に逝去された後も、いつも心の奥で対話し『この恩師との出会いがなかったら今の自分はなかった!』と深く感謝します。先生はその頃40歳直前の働き盛り、小柄な身体に熱血が溢れかえっていました。『将来、あの先生のようになりたい!』14歳の私はそう決心しました。
(続き⇒)若者への応援歌: 1-5. 仰げば尊い恩師(中学時代)
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